『イノセント・ムーン』 47cm×25.5cm →部分拡大図へ




天真爛漫月に恋した河童

二人の小船月遥かに蘇州の恋

帆をあげて月の導く新世界

     元さんより)

待つことなど
どうってことありません

ただこの花の美しさを見ていただきたかった
あなたから頂いた球根が
こんなにきれいな花を咲かせたのです
萎れる前にただ見ていただきたくて

待つことなど
なんでもないのです
繰り返し季節は訪れ
また花は咲くでしょうから

わたしはそうやって
いくつもの季節を迎え
見送ってきたのですから
こだまさんより)

知らなかった
見上げた空が
月が
私を見つめていたなんて
私は一人じゃなかったなんて
    SiSTERさんより)

「イノセント・ムーン」
面の皮が厚いと言われたあの娘には
薄皮の内に秘めた丸み
人間を嫌いだと言うあいつには
手足もがれて動けぬ慟哭
あと半年と言われた娘を抱く腕は
気ままも悟りも遥か遠のき
試験管に託す命の重たさは
投げ出してもまだ背にのしかかり
喧嘩売る夜の繁華をゆく足は
独りくるまる布団の冷たさ
泣き声を殺し強張る怒号には
細いガラスの蜘蛛の糸しか
狂人と言われる愛に涙して
私は変かと問う君の目は
常識と言う檻越えて幸探す
曇りガラスに水をかけつつ
見上げればそこに浮かぶはただの月
罪無き罪を見つめる灯り

      はぎさんより)


「無垢の瞳」

降り注ぐ月光を浴び
傷ついた羽を休める波間

追放されたその子は
泣きもせず、怒りもせず
瞳は漆黒の闇

手を伸ばしても届かない楽園
泳げどもまた彼方へ逃げる水平線

先を急ぐのは止めなさい
留まって空を仰いでごらん
癒しの園が見えないかい?

君の行き着く先に
君の心の中に
君のその欠落した片目の奥に
わずかに揺らぐ光は何だ?

さあ、顔を上げて行きなさい
堕天使という烙印は
月の光が消してくれるだろう

M.さんより)

天と地の狭間に浮かぶ月
降り注ぐ優しい光は
ゆるやかに
清らかに
ココロを照らすよ
イノセントムーン
    真琴さんより)


いつもの月光は“美”だ
だが今夜は違う
今夜の月光は“強”だ
元気を与えてくれる
もうすぐ夜が明ける
今日の勝負は負ける気がしない
勝ち進んでいけそうだ
     (白百合さんより)